happy new year
昨年はコロナウイルスという、初めて聞いたのに、一年間で一番口にした言葉だったんじゃないかってくらい。生活様式が変わり、人との接し方が変わり、そして風の時代が始まった。
なんだか色んなことがあったけど、きっと遠い未来に2020年について語られる事があるとすると、一瞬のことだったかのような言葉で締め括られるだろう。
あまり変化を求めないわたしも流石に色々と考えました。
だけれども、こんな時代だからこそできることを真摯に実直にやって行こう。そういう結論になりました。
そんなことを考える中で、ブランドについても再度考えました。色々と大変な中、ものを作り続ける自分。なぜ?何度も自分に問いてみた。
そこには、インドの工場とのただ純粋に目の前のものづくりを楽しみたいっていう思いが、お互いに一致してること。
作り手の職人の顔も、日本で働くスタッフの顔も、ファンのお客さんの顔もたくさん浮かぶから、この三つの自分の周りにいる人たちを笑顔にできるなら、もっともっと可愛いものを。もっともっと絶対無駄のないものを生み出そう。そういう考えに落ち着いたのでした。
もっと生活に寄り添ったりね。そんなものづくりを考えています。
しかしながらインドに行けずに一年が経ちました。
2008年に初めてインドを訪れてから、こんな理由でインドに通えなくなる日が来るなんて。
もっと別の理由は想像していたけど、予想外すぎました。自由にインド行きのチケットを予約して、デリーからジャイプールまでの7時間乗るタクシーを手配して。現地工場からの帰り道に、ふと見た観光地に翌日から移動して見たり。
なんだか夢のような日々でした。
そのおかげで一年行けなくても、記憶にあるインドでの体験を思い出したり、心の中にあるインドで見て、聞いて、感動した気持ちは全く色あせることがないから。10年以上の蓄積。続けてきた事に今の自分が大いに助けられている。
何も無駄な事はなかったんだなぁと思えます。
自由で、愛に溢れたインド。
全ての色や匂い、出会いに感動していた初期の頃。騙されまくって、泣きながら「インドなんて大っ嫌いだ!」とバスの中で叫んだこともあったな。
そんなサバイバルがあっても通い続けた意味。服を作ることだけじゃなくて、そこに身を置くために、色々と自分も変化してきた。
言葉を勉強して、得意ではない頼み事をしまくって、工場を探したあの頃。
インドに寄り添ったものづくりをするために、色々と柔軟に変化した。
そんなことを思ったら、kapuwaがどうやって始まったか。最初の頃のわたしのダメダメっぷりもふくめ、振り返りなら、過去に感謝しながら、今できない旅をしているかの様な空気感をしばらく伝えていける様、2021年の目標は「しっかりとブログを描く」ということに致します。
ブログも描きたいし
絵ももっと描きたい
彩ることを過去から再度学んで、2021年にパワーアップしてやろうと思ってます。
長くなると思いますが、是非楽しみにしていてくださいね。
たくさん泣いたし、たくさん感動したし、たくさん感謝したインド。
私なんて何も才能はないけれど、なんだか情熱だけはすごかったなぁ。
またインドにいける様になることを願って、わたしの大好きなインドの歩き方なんかもご紹介しますね♩
お楽しみに。
最後になりますが、2021年どんな一年になるか分かりませんが、常に心穏やかに、暖かく、蓋をせぬ様、皆で助けあい、一年が終わる頃に、また今年もいい一年だったねって言える、そんな一年になる様心から祈っています。
悲しむ人や動物がいない未来に。
Designer:AIKO